簿記3級に挑戦して感じた一番の壁は、日常では使わない用語でした。通信講座を受けても「わかったつもり」で止まることがあり、理解が追いつかない――。そんなときに役に立ったのがChatGPTです。この記事では、私がChatGPTを活用して簿記3級を乗り切った体験談と、実際に使った質問例・学習フローをまとめます。
- 用語の壁は身近なたとえ+反復で乗り越えた(ChatGPTを活用)
- 「理解できなくても先に進む」→後で戻るラダー学習が効果的
- 通信講座+ChatGPTで疑問を即解消し、71点で合格
受験データと前提
- 勉強期間
- 約5か月
- 学習スタイル
- 通信講座(クレアール)+ChatGPTで不明点を都度解消
- 受験回数
- 1回
- 得点
- 71点(ギリギリでも合格は合格!)
- 課題感
- 日常で使わない用語が多く、理解が追いつかない時期があった
つまずきポイント:日常で使わない用語の壁
たとえば「現金過不足」「減価償却累計額」「貸倒引当金」など、生活ではほぼ使わない単語が連続します。通信講座で解説を聞いても、「なんとなくわかった気がする」段階で止まりがちでした。
- 講義視聴直後は理解したつもり→翌日には曖昧になる
- 問題演習で「あれ、これはなぜ借方?」と立ち止まる
- 同じ論点で繰り返しミス→モチベ低下
ここで役立ったのがChatGPTの言い換え・具体化・反復でした。
ChatGPTの使い方(実例プロンプト付き)
1) 用語のかんたん解説+身近なたとえ
専門用語を「小学高学年にもわかる言葉で」「家計の例」に置き換えて説明してもらうと、腹落ちが早かったです。
例)「『現金過不足』を家計の例で、買い物の誤差として具体的に説明して」
例)「『減価償却累計額』を、家電の価値が毎年減っていくイメージで」
2) 仕訳の「なぜ」を深掘り
自分の間違いを貼り付けて「どこが違うか・なぜ違うか」を解説してもらい、理屈で覚えるようにしました。
例)「この仕訳のどこが誤り?なぜ借方ではなく貸方になるの?」(問題文と自分の回答を貼る)
3) ミニテスト化で反復
弱点論点を指定して、1問ずつ出題→即解説→次問、という対話型ドリルに。
例)「『前払費用・前受収益』だけ5問のミニテストを作って。各問の後に解説も」
4) 学習計画の分割と進捗管理
「テキスト◯章を3日で」「過去問は週◯セット」など、現実的な粒度に落としてもらい、できたらチェック。
例)「5か月で合格したい。週5日・1回60分で回せる計画表を作って」
5) メンタル面の支え
同じ論点で止まったら、考え方を切り替えるコツを相談。
例)「理解が進まない時の切り替え方法と、5分でできる復習アイデアを3つ」
「わからなくても進める」ラダー学習フロー
- 1周目:全体像をつかむ(講義を倍速で流し見/深追いしない)
- 2周目:問題演習で穴を発見(間違いだけ印をつける)
- 3周目:弱点に集中(ChatGPTで言い換え→ミニテスト)
- 直前期:過去問セット×時間計測(捨て問を決めて配点最適化)
配点意識(合格最適化)
- 満点狙いではなく合格点確保に徹する
- 時間が溶ける論点は過去問頻出度で優先順位をつける
合格時の1日ルーティン例(30〜60分)
- 0〜10分:前日ミスの見直し(ChatGPTに「超要約」させる)
- 10〜35分:テキスト1チャンク or 過去問1パート
- 35〜45分:弱点の言い換え質問(家計の例で再説明)
- 45〜60分:ミニテスト化(3問)→誤答だけメモ
疲れている日は10分だけでも実施。連続日数が自信になるので、短時間でも継続を優先しました。
結果と気づき
- 苦手用語は言い換え+反復で理解が前進
- 疑問を放置せず、ChatGPTに都度質問できたのが継続のカギ
- 最終的に71点で合格(ギリギリでもOK、戦略勝ち)
これから受ける人へのアドバイス
- 完璧に理解してから進むは危険。まず1周して全体像を。
- 用語は身近なたとえに言い換えると定着が速い。
- 分からない所は質問できる環境(講座の質問窓口やChatGPT)を用意。
- 過去問は頻出優先。配点と時間配分を意識。
よくある質問(FAQ)
Q. ChatGPTは無料版でも役立ちますか?
A. 用語の言い換えや簡単な解説・ミニテスト作成など、十分活用できます。長文処理や高度な応用まで求める場合は有料版も検討。
Q. 通信講座と独学、どちらがおすすめ?
A. 「最短で道筋がほしい」人は通信講座、「自分で調べるのが得意」な人は独学+ChatGPTでも可。私は通信講座のカリキュラム+ChatGPTで疑問解消が合っていました。
Q. 用語が覚えられません…
A. その用語が登場する場面(取引)とセットで覚えるのが近道。ChatGPTに「その用語が出る具体例を3つ」と頼むのがおすすめ。
Q. 何点くらいを目標にすべき?
A. まずは合格点(70点)を安定確保。苦手論点の捨て方も戦略の一部です。
使った教材・ツール
- 通信講座:クレアール簿記3級講座
- 学習補助:ChatGPT