「杖はいつから使うべき?母の体験から学んだ“導入のタイミング”」

家族・介護・親の事
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「杖はいつから使うべき?」――タイミングに悩む方は多いです。
私の母(座骨神経痛)も、朝トイレへ行くときに立ち上がれず、這って移動するまで我慢してしまい、杖の導入が少し遅れたと感じました。この記事では、その経験から学んだ失敗ポイントと改善策をまとめ、これから杖を検討する方の判断材料になるように整理しました。

母の症状と1ヶ月の変化

  • 診断:座骨神経痛。下半身(臀部・太もも・ふくらはぎ)に痛み。
  • 生活の変化:約1ヶ月で「店内を一人で歩ける → 自宅では這う方が楽」へ。
  • 朝は特に立ち上がりが困難。痛みが少ない時間帯のみ杖歩行。

杖の導入が遅れたと感じた理由

  1. 本人の抵抗感…「まだ大丈夫」と使用を拒否。介護用品への心理的ハードル。
  2. 痛みピークを越えてから購入…這う方が楽になると、杖練習のモチベが下がる。
  3. 環境の未整備…手すりや動線が未最適化で、杖歩行が不安定に感じやすい。

使って分かった「杖選び」と「微調整」

最初に購入した杖は、小ぶりのゴム先で不安定との感想。
自立しやすい広がりのあるゴム先へ交換したところ、安定感が増して前向きに使えるようになりました。

使って良かったもの

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これから杖を検討する方へのアドバイス

1)タイミングの目安

  • 「掴まれば立てる」「短距離は何とか歩ける」段階から試用を開始。
  • 朝だけ・室内だけなど、時間帯/場所を限定して慣らす。
  • 拒否感が強い場合は、まずはレンタルや体験から。

2)選び方のポイント

  • グリップ:使う人にあう形状と素材を選ぶことが大切です。
    杖を使い慣れていないので、あちこちぶつけて数日で塗装がはがれてしまいました
    初めて使う方は、見た目よりも握ったときの安心感や、手に力を入れやすいかどうかを重視すると良いです。
  • 高さ調整:肘が軽く曲がる(約15〜20度)高さが理想。伸縮式の方が合わせやすいです。
  • 先ゴム設置面が広いタイプや自立できるタイプを選ぶと、安定感が増します。

3)環境の整え方

  • 手すり段差スロープの併用で「怖さ」を減らす。
  • 通路の片付け(引っかかるマット・コード・ラグの見直し)。

4)嫌がる場合の声かけ例

「朝だけ使って、昼は様子見しようか」
「練習用に家の中だけで試してみよう」
「万が一に備えて置いておくだけでも安心だよ」

まとめ:早めの“試し使い”が、結果的に安心

  • 痛みが強くなる前に限定的に導入し、慣れをつくる。
  • 不安定なら先ゴム交換手すりの併用で改善。
  • 拒否感には小さく始める提案選択肢(レンタル・試用)が有効。

同じ悩みを持つご家族の参考になれば幸いです。

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