「杖はいつから使うべき?」――タイミングに悩む方は多いです。
私の母(座骨神経痛)も、朝トイレへ行くときに立ち上がれず、這って移動するまで我慢してしまい、杖の導入が少し遅れたと感じました。この記事では、その経験から学んだ失敗ポイントと改善策をまとめ、これから杖を検討する方の判断材料になるように整理しました。
母の症状と1ヶ月の変化
- 診断:座骨神経痛。下半身(臀部・太もも・ふくらはぎ)に痛み。
- 生活の変化:約1ヶ月で「店内を一人で歩ける → 自宅では這う方が楽」へ。
- 朝は特に立ち上がりが困難。痛みが少ない時間帯のみ杖歩行。
杖の導入が遅れたと感じた理由
- 本人の抵抗感…「まだ大丈夫」と使用を拒否。介護用品への心理的ハードル。
- 痛みピークを越えてから購入…這う方が楽になると、杖練習のモチベが下がる。
- 環境の未整備…手すりや動線が未最適化で、杖歩行が不安定に感じやすい。
使って分かった「杖選び」と「微調整」
最初に購入した杖は、小ぶりのゴム先で不安定との感想。
自立しやすい広がりのあるゴム先へ交換したところ、安定感が増して前向きに使えるようになりました。
使って良かったもの
- 杖本体:

【幸和製作所(TacaoF)】テイコブ伸縮ステッキ EP03 [伸縮杖]
価格:3300円~
(2025/10/11 16:05時点)
- 交換用ゴム先:

【幸和製作所(TacaoF)】杖用自立先ゴムブラック CAP08-BK [杖オプション]
価格:3800円
(2025/10/11 16:08時点)

幸和製作所 テイコブ伸縮ステッキ 紺桜 EP03

幸和製作所 テイコブ 杖用自立先ゴム CAP08-BK
これから杖を検討する方へのアドバイス
1)タイミングの目安
- 「掴まれば立てる」「短距離は何とか歩ける」段階から試用を開始。
- 朝だけ・室内だけなど、時間帯/場所を限定して慣らす。
- 拒否感が強い場合は、まずはレンタルや体験から。
2)選び方のポイント
- グリップ:使う人にあう形状と素材を選ぶことが大切です。
杖を使い慣れていないので、あちこちぶつけて数日で塗装がはがれてしまいました。
初めて使う方は、見た目よりも握ったときの安心感や、手に力を入れやすいかどうかを重視すると良いです。 - 高さ調整:肘が軽く曲がる(約15〜20度)高さが理想。伸縮式の方が合わせやすいです。
- 先ゴム:設置面が広いタイプや自立できるタイプを選ぶと、安定感が増します。
3)環境の整え方
- 手すりや段差スロープの併用で「怖さ」を減らす。
- 通路の片付け(引っかかるマット・コード・ラグの見直し)。
4)嫌がる場合の声かけ例
「朝だけ使って、昼は様子見しようか」
「練習用に家の中だけで試してみよう」
「万が一に備えて置いておくだけでも安心だよ」
まとめ:早めの“試し使い”が、結果的に安心
- 痛みが強くなる前に限定的に導入し、慣れをつくる。
- 不安定なら先ゴム交換や手すりの併用で改善。
- 拒否感には小さく始める提案と選択肢(レンタル・試用)が有効。
同じ悩みを持つご家族の参考になれば幸いです。
参考:今回使っている道具
・杖本体:
【幸和製作所(TacaoF)】テイコブ伸縮ステッキ EP03 [伸縮杖] 価格:3300円~ |

幸和製作所 テイコブ伸縮ステッキ 紺桜 EP03
・自立しやすい先ゴム:
【幸和製作所(TacaoF)】杖用自立先ゴムブラック CAP08-BK [杖オプション] 価格:3800円 |

幸和製作所 テイコブ 杖用自立先ゴム CAP08-BK

